小学生の時、上橋菜穂子著『獣の奏者』を読みました。
主人公であるエリンは母と引き離され瀕死の状態で蜂飼いのジョウンと呼ばれるおじさんに拾われるという話です。
エリンはミツバチたちの生き方の壮大さ、強さに感動しました。この時私も同時にエリンと同様に生き物たちの生きる力に感動した記憶があります。
子供の頃の記憶はずっと私の心の底にあったと思います。
そこから塾の先生、ウェブディレクターという職を通り25歳で養蜂家となれました。
正直真っ直ぐ養蜂家にならなかったのは給与面の不安が大きかったです。本当は勤めながらミツバチを飼育した方が良かったのですが住んでいたのが埼玉の真ん中。さすがに置くことは難しいかな。。。と考えていました。
あまり深く考えず那須町という場所を選んでしまいましたが、山桜・山藤・山栗と素晴らしい自然に恵まれて大変運がよかったです。(寒さは過酷ですが)
ミツバチは山や野花のプロです。
彼らに教えられながら日々養蜂家として働いています。
